急須ではちょうど良かったのに、ポットや水出しに変えたらお茶パックが小さく感じることがあります。そんなときは、サイズと素材を見直すと抽出が安定します。
この記事では、100均で手に入りやすい大きめの選び方を、実寸・容量感・用途別の目安でまとめました。まずは次のポイントを押さえてから売り場を見ると迷いにくくなります。
- サイズはM(約9.5×7cm)とL(約12×9.5cm)を基準に用途で選ぶ
- 素材は不織布・紙・コットンで抽出感と強度が変わる
- マチ付き・チャック式は茶葉が広がりやすく扱いやすい
お茶パックは大きめを100均で選ぶ基準
まず基準を整理します。お茶パックはおおむねMサイズ(約9.5×7cm)と、ひと回り大きいLサイズ(約12×9.5cm)が流通しています。
Mは急須2〜3人前に、Lは水出しや1Lポットに向いています。
実寸はパッケージ裏面の「内寸」を確認すると安心です。
次に素材です。
不織布は目が均一で渋みが出にくい傾向があり、紙は香りの立ち上がりを素直に感じやすく、コットンは破れにくさや風味の丸さが出やすいのが特徴です。
さらにマチ付きやチャック式は茶葉が袋内で広がり、抽出むらを減らせます。
用途別のサイズ目安
急須・湯呑み向けならMで十分です。1Lの水出しポットや背の高いボトルはLだと扱いやすく、茶葉量を増やしてもパンパンになりにくいです。2LピッチャーはLを2袋に分けるか、マチ付きの大容量タイプを選ぶと詰まりを防げます。
素材で変わる抽出と強度
不織布は微細で均一な繊維で、濁りの少ないすっきりめの風味になりやすいです。紙は湯なじみが速く、香りの立ち上がりが良いと感じる方も多いです。
コットンは破れにくく、長時間の水出しで安心感があります。
どれも日常使いには十分ですが、長時間の抽出や大葉量では強度の高い素材が安心です。
マチ付き・チャック式の利点
マチ付きは袋底が広がるため茶葉が積み重ならず、抽出むらの低減に役立ちます。チャック式は開閉がしやすく、まとめ詰めにも向きます。
水出しでボトルの口が狭い場合は、袋口が閉じやすいチャック式が作業を助けます。
家族人数・飲用頻度で決める
毎日1Lポットを作る家庭ならLサイズを常備し、急須用にMを併用すると在庫が回しやすいです。来客時や大量抽出の機会が少ないなら、マチ付きMで代用できる場面もあります。
代表サイズと容量の目安早見
店頭で迷わないよう、よく見かける仕様を目安付きで整理します。サイズは内寸ベースの表示です(店舗・ロットで軽微な差が出ることがあります)。
| タイプ | 内寸の目安 | 向く用途 | おおよその茶葉量 | 参考例 |
|---|---|---|---|---|
| M | 約9.5×7cm | 急須2〜3人前 | 3〜6g | ダイソー(100枚)/キャンドゥ(66枚) |
| L | 約12×9.5cm | 1L水出し・ポット | 8〜12g | キャンドゥ チャック式L(32枚) |
| マチ付きM | 約7×9.5cm(底マチ) | 抽出むら軽減 | 4〜7g | キャンドゥ マチ付き(70枚) |
| コットンM | 約7×9.5cm | 長時間水出し | 3〜6g | 協和紙工 コットン(25枚) |
大きめが必要かどうかは、茶葉が袋の中で平らに広がるかが目安です。詰めすぎて立体的に固まると抽出が鈍くなるため、Lやマチ付きで空間を確保すると安定します。
水出し・ポット用に向く大きめの選び方
1Lポットの黄金バランス
緑茶系は8〜10g、ほうじ茶や麦茶ブレンドは10〜12gが目安です。Lサイズにふんわり入れてから軽く揺すり、茶葉を平らに広げます。
冷蔵庫で3〜6時間を基準にして、香りが立ったら茶葉は外します。
2Lピッチャーは2袋に分ける
1袋に大量の茶葉を詰めるより、L×2袋に分けると濁りと渋みの立ち上がりを抑えやすいです。抽出中は上下を入れ替えるとムラが出にくくなります。
急須でも大きめが役立つ場面
番茶や粗めのブレンドは葉が膨らみやすいので、来客時に人数分をまとめて抽出するときはLだと出し切りやすいです。小さめの急須ならマチ付きMにして均一に広げると扱いやすいです。
100均別の実例チェック
ダイソー:日常使いの定番サイズ
店頭でよく見かけるM相当(約9.5×7cm・100枚)を常備しておくと、急須や小さめのポットで困りません。枚数単価が安く、普段使いのベースになります。
参考:お茶パック(9.5×7cm・100枚)。
キャンドゥ:Lやマチ付きの選択肢
チャック式L(内寸約12×9.5cm・32枚)は1L水出しや背の高い容器に向きます。マチ付き(約7×9.5cm・70枚)は袋底が広がるため、茶葉が積み重なりにくいのが利点です。
参考:チャック式L/マチ付き。
セリア:売り場POPと実寸表記を確認
セリアはメーカー供給のM・L・マチ付きが地域で揃っています。棚札や背面表記の「内寸」を見てL相当(約12×9.5cm)を選べば、ポット用の余裕が確保できます。
失敗しない詰め方・抽出のコツ
詰めすぎない・平らに広げる
茶葉は袋の半分〜7割程度に留め、軽く振って平らにします。空間があるほど湯や水が行き渡り、えぐみが出にくいです。
封の閉じ方を統一する
チャック式は軽く空気を抜いて閉じ、ノンチャックは袋口を二重に折ってからピンチで留めます。抽出中に茶葉が漏れるトラブルを避けられます。
時間と温度の目安
水出しは冷蔵で3〜6時間、緑茶は長め、焙じ系は短めから試すと風味が安定します。湯出しは70〜80℃で1〜2分、味が薄いときは時間ではなく茶葉量で調整します。
よくある質問とトラブル対処
袋が破れやすいとき
粗い棒ほうじ茶や硬い茎が多いときは、コットンや厚手不織布に切り替えると安心です。詰めすぎも破れの原因になります。
におい移りが気になる
紙やコットンは長期保管でにおいを拾うことがあります。開封後は乾燥剤入りの密閉容器に移すと安心です。
チャック式パッケージは取り出しも楽です。
再利用はできる?
衛生面から基本は使い切りが安心です。どうしても再利用する場合は同日中に水洗いして乾かし、焙じ系など香りの強い茶での再抽出に限定します。
購入前チェックリスト
- 内寸でMかLかを確認(M約9.5×7cm/L約12×9.5cm)
- 用途に合わせて素材を選ぶ(不織布・紙・コットン)
- 袋内で茶葉が平らに広がる容量かをイメージ
- 水出しならマチ付きやチャック式を優先
- 保管は密閉容器へ移してにおい移りを回避
参考リンク(仕様の確認に便利)
- ダイソー:お茶パック(約9.5×7cm・100枚)
- キャンドゥ:お茶・だしパック チャック式L(内寸約12×9.5cm・32枚)
- キャンドゥ:お茶・だしパック チャック式M(内寸約9.5×7cm・66枚)
- キャンドゥ:お茶パック マチ付き(約7×9.5cm・70枚)
- 協和紙工:お茶パック コットン(約7×9.5cm・25枚)
- Lサイズ例:お茶・だしパック L(約12×9.5cm・32枚)
まとめ
100均で大きめのお茶パックを選ぶときは、内寸と素材と形状の三点で考えると失敗が減ります。急須中心ならMでも十分ですが、1L以上の水出しや来客時はLやマチ付きが活躍します。
茶葉が袋内で平らに広がる余裕を作ると、濁りや渋みを抑えつつ香りが素直に立ち上がります。
売り場ではサイズの「内寸」、素材の表記、マチやチャックの有無を順に確認し、家での淹れ方に合わせて選んでみてください。
日々の一杯が安定して、おかわりのペースまで心地よく整っていきます。


